第82回:マスターズ観戦に行ってきました!

オーガスタナショナルはどんなところでしょうか。まずはマスターズウィークの水曜日を見てみましょう。

オーガスタ ジョージア州 ― マスターズが開幕してからまだ足を運べていない方のために、大会前日の水曜日の観戦や全米ゴルフ記者協会の祝賀晩餐会で一番記憶に残った事をお話しさせていただきます。

1.秘密の扉から聖地に入る

まず一日の始まりは、毎年行われるオーガスタナショナルプレスセンターでのゴルフ記者会議からでした。 オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブに入るためにプライベートゲートをくぐり、コース内にあるコテージをシャトルバスで通過します。そして到着したのが、巨大なマスターズプレスセンターでした。まるでNASAの管制室のような大きさで、感動しました。

 

2.世界のトッププレーヤーたちの練習風景

会議を終え、まず初めに練習場に向かいました。 Rory McIlroy選手、Dustin Johnson選手、Tiger Woods選手などのトッププレーヤーたちがコーチとともに練習をしていました。

練習場での選手たちを見ていると、コーチとスイングの微調整に取り組んだり、たわいもない会話が聞こえたりと、普段試合中にはあまり見せない光景を目にすることができます。世界のトッププレーヤーたちがどのような練習をするのか見るのはとても楽しいです。ゴルフテックのお客様がコーチとスイングの取り組みをするのとそんなに変わりません。

オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの鮮やかな一面緑の練習場風景

 

ちなみにマスターズを観戦するときは練習場に必ず行くべきです(どのツアー観戦でも同じですね)。 練習場では、人によって練習の仕方や量も違いますし、どのようなことに気を付けて練習しているのかがわかり、いろんな視点で見ることができます。私は、一日中練習場に居座り続けることができましたが、さすがに数多くある名物ホールも見に行かないともったいないですね。

 

3.オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブはテレビで見るのと違います

オーガスタナショナルは、テレビで見るよりも傾斜があると言われています。これは本当です。ただしあまり知られていないのが、テレビで見るよりグリーンが小さいということです。

また、グリーンはテレビで見るよりも傾斜が強く、超高速グリーンですが、それらを考えても選手たちがどれほど上手なのかがわかります。

池越えの有名な15番グリーンへのアプローチ

 

4.練習ラウンドの観戦

Justin Thomas選手、Fred Couples選手、Tiger Woods選手の組がスタートする前にちょうど間に合い、ついて行くことができました。ツアー選手の練習ラウンドでは、同じ組の中で競い合ってスコアをつけるホールもあれば、4日間の試合でのピンポジションを想定してショットしたりします。 このグループについたギャラリーはとにかく多かったです。また、練習ラウンドを終えたころに、昨年のマスターズチャンピオンの松山英樹選手が10番ホールでティーショットを打っている姿を見ることができました。彼のスイングは素晴らしく今年も活躍するのを楽しみにしています。

グリーンサイドから見たオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ10番ホール

 

5.さすがマスターズのパトロンたち

14番ホールに向かっているときに面白いことがありました。ベテランアナウンサーのヴァーン・ルンドクイストがゴルフカートを運転しているとき、周りの人々が彼に向って「Yes Sir !]と叫ぶのです。彼は、1986年のマスターズでJack Nicklausが17番でバーディーパットを決めて腕を振り上げたときに実況中継で言った「Yes Sir!」で有名になり、その時と同じポーズをして、多くの人々を盛り上げていました。

 

6.飲食ではあまりお金は使わないけど、お土産でいっぱい使いそう

チキンサンドイッチ、マスターズ名物のピメントチーズサンドイッチ、あとレモネードで合計$6.50でした。ただ、土産屋のテントでは計算するのが怖いぐらい買ってしまいました。

 

7.大歓声

ボビージョーンズが手がけた理想のジョージア州のゴルフ場、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで太陽の温かみを心地よく取り入れた後、私はパー3コンテストを見に行きました。残念ながら、ホールインワンを目の前で見ることはできなかったですが、木々の間から聞こえる大歓声で誰かがホールインワンをしたのが分かります。

 

8.クラブハウス前のワンショット

ゴルフ場を出発する前に最後に立ち寄ったのは、マグノリアレーンの先に見えるクラブハウスをバックに無料で記念写真が撮れる場所でした。もし個人でマスターズを見に来る機会があったら、ここに一度は立ち寄り、ぜひ写真を撮ってください。

 

9.世界最高のゴルファーたちの名前が刻まれたトロフィーの数々

毎年開催されるゴルフ記者の晩餐会が始まる前に、受賞者のトロフィーを拝見することができました。この光り輝くトロフィーは、間違いなく最も影響力のあるゴルファーにふさわしいものでした。

 

10.ツアープロ +  ゴルフメディア =  尊敬されるパートナーシップ

夜の受賞式では、 Jordan Spieth, Lydia Ko, Davis Love III, J.B. Holmes, Jeff Maggert, Christie Kerr, Dottie Pepperが表彰されていました。皆さんが出席し、非常に優雅な時間を過ごすことができました。スポーツメディアは時々悪い評判を記事にしたりすることがありますが、ゴルフではあまりそういったことはありません。選手たちがGWAA(全米ゴルフ記者協会)のサポートに心から感謝しているからです。

 

11.「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれても休むことはありません

そして最も感心したのが、GWAA(全米ゴルフ記者協会)プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いた、Jordan Spiethでした。彼は、試合初日前にドライバーのフェースにひびが入ってしまい交換するのに時間がかかり、そのまま直接コースからゴルフウェアのまま来てくれました。

彼が自分で納得するまで突き詰めるところは非常に素晴らしいです。そして笑顔で晩餐会に出席してくれたのも彼らしいですね。とても品のある人でした。

 

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