第70回:PGAツアープロのスタッツ(統計データ)を見たことありますか?

野球では出塁率、長打率、防御率、勝敗など…、ゴルフではフェアウェイキープ率、パーオン率、バウンスバック率、サンドセーブ率など様々なデータがありますが、今回ゴルファーにとって、知っておくといい統計データ(ご自身のデータと比較するのに役立つデータ)をいくつかご紹介します。

以下はPGAツアープロの100-125y、150-175y、そして200y以上各ショットのグリーンに乗る確率などです。



PGAツアープロの100-125yのショット

・グリーンオン率:75%
・フェアウェイからのショット時のピンまでの距離:6.2m
・ラフからのショット時のピンまでの距離:9.6m

PGAツアープロの150-175yのショット

・グリーンオン率:64%
・フェアウェイからのショット時のピンまでの距離:8.4m
・ラフからのショット時のピンまでの距離:13.4m

PGAツアープロの200y以上のショット

・グリーンオン率:44%
・フェアウェイからのショット時のピンまでの距離:15.7m
・ラフからのショット時のピンまでの距離:22.0m


これらの統計データがなぜ重要なのでしょうか?

シングルプレーヤーでも、常にパーキープできない要因の一つにコースマネジメントが挙げられます。
これは90や100を切れないゴルファーにももちろん当てはまります。適切なショットを選択しない、適切なクラブを持たないということが多々あるのです。

ご自身の統計データを知ると改善すべき場所がよくわかるようになります。
世界最高のプロ選手たちですら200y以上のショットがグリーンを捉える確率50%未満、ウェッジで打っても75%なので常にグリーンに乗せることはできません。
ですので「ラフからだけど、思い切って長いクラブでグリーンを狙ってみよう」とせず、フェアウェイに確実に打てるクラブを選択する必要があるということがわかります。

コースマネジメントだけでなく、練習マネジメントも必須

ツアープロの統計データとご自身の統計データを知ることは、何を練習すればいいのかを知ることに繋がります。
例えば、フェアウェイキープ率は遜色なくても100-125yからグリーンに乗せられる確率が低いとわかれば、この距離の練習をしなければいけないことが分かります。

まだご自身の統計データをとっていない方は、次のラウンドから是非始めてみてください。
ご自身の様々な統計データをとることで、練習の質はもちろん、コースマネジメントの質も上がり、結果としてスコアをまとめられるようになります。

 

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