第66回:コースを攻略するマネジメント

コースマネジメントをしてスコアアップしましょう

「Working smarter, not harder(がむしゃらにではなく賢く)」という表現がありますが、ゴルフ場に行くと、その考えをすっかり忘れてしまい、狭いホールでもドライバーを握ってOB、難しいピンポジションを無理に狙ってはバンカーなどと、ことごとく上手くいかなかった経験をしたことがあるでしょう。

グリーンセンターを狙いましょう

大叩きしてしまう原因のひとつとして、グリーンまわりをよく確認せずにピンを狙い、わずかなショットのブレで池やバンカーに入り、それがダブルボギーやトリプルボギーを生んでしまうということがあります。

上級者はそのようなリスクを避け、ピンではなくグリーンセンターを狙うことが多いです。
グリーンセンター付近に乗せられれば残りは2パット圏内となるはずなので、このシンプルなコースマネジメントが非常に重要であることがよくお分かりいただけるかと思います。
傾斜などにもよりますが、ショートサイドからのアプローチ(エッジからピンまでが近いアプローチ)は難易度が高いことが多いので、避けた方が良いでしょう。

より効果的な練習をしましょう

練習グリーンでなんとなくミドルパット(4.5m~9m)の距離のパット練習をしている方は多いと思いますが、この距離だけを練習するのは避けてください。
何故ならこの距離からの1パット率は非常に低いからです。
3パット以上になるのを減らすため、ショートパット(4.5m以内)とロングパット(9m以上)をたくさん練習しておくことが大切です。

場合によってはラフを狙ってもOK

例えば左サイドに大きな木や池が見えた時、フェアウェイセンターを狙ってボールはそのままセンターへ飛ぶでしょうか?
残念ながらそこに飛ばせるという保証はどこにもありません。

たとえラフであったとしても木や池を避け、逆サイドを狙って打つべきです。
プロの試合セッティングのようなラフでない限り、ある程度はボールを飛ばせるはずです。
木があってグリーンを狙えない、池に入ってペナルティー、という結果を徹底して避けましょう。

ゴルフは難しいスポーツですが、このようなコースマネジメントをもって臨むのか、無謀なチャレンジを続けるのかでは結果が大きく異なります。次回のラウンドでは、ここでご紹介した3つのことを実行してみましょう。
たとえ打つ技術が同じであっても、「賢く」プレーすれば2~3打はスコアが縮まるはずです。

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