第60回:AIで生まれ変わったCallawayのアイアン
2021.05.20
イクイップメント(用品)
CallawayのAPEXアイアンとハイブリッドがスーパーコンピューターのテクノロジーにより進化しました。
「特に問題がなければ何も変える必要はない」
これはスイングやクラブ、ボールやティーアップの高さ、コースの攻め方など…ゴルフのほとんどの分野において当てはまることです。
しかし、最も良いと思っているギアがさらに進化したらどうでしょうか?
CallawayのAPEXアイアンは2013年の発売(日本では2014年)から何度も進化し現在に至るものの、今回の最新モデルには特別なテクノロジーが詰まっています。
Callawayは2019年1月に発売(日本では2月)されたEpic Flashで初めてAIを利用し、常に進化を遂げてきました。
しかし今回、Callawayは業界で初めて軟鉄鍛造(フォージド)アイアンにAIテクノロジーを利用しました。
ゴルファーに恩恵を与えるであろう、このAPEX21アイアンに利用したAIテクノロジーがどのようなものなのかを今回の記事でご紹介します。
Callaway APEX 21アイアンの機能とメリット
APEXアイアン
鍛造(フォージド)アイアンで初のAIが生み出した「FLASHフェース」を搭載
APEXアイアンは初めて鍛造(フォージド)アイアンでAI設計による「FLASHフェース」を搭載したモデルです。
このフェースはAPEXアイアン専用で、番手毎に最適にデザインされているのはもちろん、全番手を通してボール初速が大きく向上し、高初速エリアも拡大、スピン量も番手毎に追求できるものとなっています。
このFLASHフェースにより、前作の飛びを容易に超えることができます。
「タングステン・エナジー・コア」によりパフォーマンスがさらにアップ
さらにAPEXアイアンのヘッド下部にはCallaway独自の「タングステン・エナジー・コア」が搭載されています。
ヒール側のヘッド重量を落とし、そこにタングステン・エナジー・コアを入れることで、タングステン(金属)の比重が前作よりも増し、ボールが上がりやすく、ミスヒットにも強いヘッドになりました。
APEXアイアンは打感が柔らかい(打ちやすい)ことで有名ですが、今回のAPEXもアイアンのボディに使用されている軟鉄と特許取得済みの「ウレタン・マイクロスフィア」により、心地よい打音と打感が生み出されています。
また、形状が改良され、芝からのヘッドの抜けも向上しています。
APEX PROアイアン
鍛造(フォージド)アイアンで初のAIが生み出した「FLASHフェース」を搭載
APEXアイアン同様、このプロ・上級者用APEX PROアイアンにもAI設計による「FLASHフェース」が搭載されています。
こちらも番手毎に最適なデザインが設計されており、ボール初速やスピン性能が最適化されています。
APEX PROアイアンは前作以上の飛距離だけでなく、プロ・上級者が距離感をコントロールするための設計がされています。
中空構造でありながら、マッスルバックのようなシャープなルックス
最新のAPEX PROアイアンでは初の中空構造を採用しました。
これにより、ミスヒットへの寛容性がとても高くなり、ボールの上がりやすさも向上しています。
こちらのアイアンは中空アイアンとはいえ、少ないオフセットや薄いトップラインなどのシャープさが維持されており、マッスルバックのようなバックフェースとともに、プロ・上級者に好まれるデザインになっています。
「タングステン・エナジー・コア」によりさらにパフォーマンスがアップ
APEX PROアイアンにも「タングステン・エナジー・コア」が搭載されたことにより、安定したボールの打ち出しと寛容性が生み出されています。
中空構造にしたことで前作よりもはるかにタングステンの量が多くなりました。
また、「ウレタン・マイクロスフィア」が余分な振動を吸収し、心地よい打感を手に入れることができます。
APEX DCBアイアン
AIが生み出した「FLASHフェース」が搭載された易しい鍛造(フォージド)アイアン
今回、新たに登場したAPEX DCB(ディープキャビティ―バック)はAPEXアイアンの形状に準じながらも、これまでのCallawayのAPEXシリーズの中で最も寛容性に優れたアイアンです。
オフセットは大きめであり、深いキャビティ―バックと広めのソール、やや厚めのトップラインなどにより、易しさが重視されたモデルになっています。
ビギナーから抜け出し、レベルアップを目指しているゴルファーに最適なアイアンです。
鍛造(フォージド)アイアンで初のAIが生み出した「FLASHフェース」を搭載
APEX DCBアイアンもまた、AI設計の「FLASHフェース」の他、「タングステン・エナジー・コア」や「ウレタン・マイクロスフィア」が搭載されており、ボールの上がりやすさや初速、ミスヒットに対する寛容性などが詰まったモデルとなっています。
易しさ重視とはいえ、APEXが持つ感触は他のモデルと比較をしても全く引けを取りません。
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